症状
Win10のディスクをSSD換装250GB->500GBしてから、Win10からWin11へアップグレードした際に、
奉行シリーズや弥生会計のSQLインスタンス(SQL Server)が稼働せず、ソフト本体も正常稼働しない。
筐体情報
HP Prodesk 600 G6 SFF
Windows 10 Pro 64bit
↓
Windows 11 Pro 64bit
「Windows11 Install Assistant」を使ってアップグレードしました。
MZVLB256HBHQ-000H1(V-NAND 3bit MLC)(PCI-Express Gen3 ??)
↓に換装
WDS50064X0E-00CJAO(TLC 3D NAND)(PCI-Express Gen4)
エラー詳細
※エラーコードなどメモするの忘れました。
原因
SQL Serverは4KB(4096B)以上のセタクーサイズのドライブには未対応である。
おそらくWin10からWin11にバージョンアップの際に、Win11 Install AssistantがM.2 SSD性能を自動検知してForcedPhysicalSectorSizeInBytes値を勝手に決めたためかと思われる。
解決策(対応策)
ForcedPhysicalSectorSizeInBytesを手動で4096に変更する。
セクターサイズ確認
管理者権限のコマンドプロンプトで作業します。
fsutil fsinfo sectorinfo C:
セクターサイズ変更
レジストリに記録されているセクターサイズを変更します。
※参考サイトではセクターサイズを4095にしてますが、私は4096にしました。
REG ADD "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\stornvme\Parameters\Device" /v "ForcedPhysicalSectorSizeInBytes" /t REG_MULTI_SZ /d "* 4096" /f
この後から必ずOS自体を再起動してください。
再起動後、各会計ソフトは問題無く稼働しました。
参考サイト
https://learn.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/sql/database-engine/database-file-operations/troubleshoot-os-4kb-disk-sector-size?tabs=command-prompt
https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=26889
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